章 300

「このスケベ!」林曦然は手を伸ばし、林浩の腰の柔らかい肉を思い切りひねった。同時に素早く両足を閉じた。

「俺はお前の彼氏だぞ」林浩はにやけながら低い声で林曦然に言い寄った。

林曦然は横目で歩堯廉が個室に入ってくるのを確認すると、途端に優しい声色で林浩に言った。「ダーリン、コーヒー続けましょ」

林曦然は林浩の腕から抜け出そうとしたが、林浩が彼女を抱く腕を緩めるはずもない。このままでは林浩に好き放題されてしまうと悟った林曦然は、小さな手を林浩の背中から回し、彼の腰に腕を巻き付けた。そして二本の指で林浩の柔らかい肉をつまんだ。

林浩は分かっていた。自分の手が大人しくしていなければ、腰が激痛に...