章 154

高晶はシャワーを素早く済ませた。午後また出勤しなければならないと思い、適当に体を洗うと、タオル一枚を身に巻いて浴室から出てきた。

リン・ハオはソファに座り、彼女の露わになった白くて柔らかい太ももが陽の光を受けて透き通るような輝きを放つのを見つめていた。脳裏にはまたあのオフィスでの情熱的な場面が蘇り、下腹部に邪な火がむくむくと燃え上がってきた。

この時、彼はもう高晶の夫が帰ってくるかどうかなど気にも留めていなかった。低く唸ると、前に進み出て高晶を一気に抱き上げ、寝室へと向かった。

ベッドに横たわる高晶は、すでに肌を重ねた仲なので、前回の会社でのように恥じらうことなく、ベッドに仰向けになり、...