章 1005

しかし今は考え込む時ではない。そう思った彼は張瑤たち女性陣に話を持ちかけ、皆も同意したため、すぐに李紫晴と彼女の友人を連れてホテルへ向かった。

本来なら林浩は二人に下で待っていてもらうつもりだったが、李紫晴はどうしても上の階まで行って部屋を確認したいと言い張った。

林浩は二度ほど断ったものの、結局は彼女を上の階に連れていくことになった。一方、李紫晴の友人は彼女の指示で一階に残された。

上の階に着くと、女性たちはそれぞれ着替えに行き、李紫晴だけは一目散に林浩の部屋に飛び込んできた。

「おいおい、着替えるんだから、何しに入ってくるんだ?」林浩は先ほど自分が手を出した女性を見て呆れた様子で言っ...