章 766

「一言で言えば、ここは絶景だ!」

瑜伽に没頭していた蒼井石子は、男の独特な気配を感じたのか、驚いて振り返った。そこにはベッドの前に立ち、彼女の敏感な部分を卑猥な目で見つめる安二虎の姿があった。慌てて動きを止め、ベッドに正座した彼女は言った。

「二虎さん、いつ入ってきたの?どうしてノックもしないの?それって、とても失礼なことだって分からない?」

安二虎は両手を広げ、下卑た笑みを浮かべながら言った。

「石子さん、すまない。君の美しさと色気に深く引き寄せられて、気づいたらもう部屋に入っていたんだ。悪かったね!君のヨガ、すごく上手いね。教えてくれないか?」

「え?あなたがヨガを?」蒼井石子は疑わ...