章 679

「ふふ、姉さん、それは聞かないでよ。プライベートな話だし。弟の俺は悪党でも、一応原則はあるんだから」

「このロバのクソ団子め、あのキツネ女と寝てトロけちまったんじゃないのか?ダメよ、姉さんに言いなさい。本当にあの女のアソコに取り憑かれたの?忘れないで、姉さんがあんたを助けたのよ。こんな態度じゃ、あまりにも薄情すぎるわ」

張媛が怒っている、というか嫉妬しているのを見て、安二虎は慌てて宥めた。「姉さん、怒らないで。今王倩がいるからって、姉さんを忘れたりしないよ。安二虎はそんな人間じゃない。ただ本当に、それは彼女のプライベートだと思うし、姉さんに話したら何か違う気がして。でも任せられた仕事は絶対...