章 67

「お前、二虎、やめてくれ、義姉さんを放せ。義姉さんをからかって遊んでるのか?

義姉さん怒ってるから、早く放してやれ」

玉蘭はそう言いながら、安二虎の手を引き剥がそうとした。

彼女は安二虎が何日も食べず飲まずできっと力が出ないだろうと思っていたが、予想に反して安二虎の力は彼女を圧倒するほど強かった。

そして。

両足を安二虎に抱えられた彼女はまったく動けなくなった。特に安二虎が頭を彼女の股の間に埋めたとき、膝の間だけとはいえ、その姿勢はあまりにも甘美だった。

彼女は不自然さを感じた。誰かが来たらどれほど気まずいことか!言い訳のしようがない。

「もう、早く離して!本当に怒るわよ!」

その言葉を聞くと...