章 404

安二虎は心の中で思った。これまで全部世話をしなければならないのか?まあいいか!お前は俺の可愛い宝物だからな!そして、素直に安思晴の要求通りに風呂に入り、バスローブを羽織ってベッドに横たわりテレビを見ながら、安思晴の到着を辛抱強く待っていた。普段からテレビなど見る機会がほとんどない彼は、テレビに好感を持ちつつも操作に不慣れで、しばらく試してみたものの上手くいかず、結局ベッドに横になって安思晴のことを考えていた。

今夜、安思晴はきっと帰らないだろう?やっと俺の可愛い宝物を抱きしめて一晩中過ごせる、なんて素晴らしいんだ!

安二虎は安思晴の良さ、美しさ、優雅な気品について思いを巡らせ、ひとりでにこ...