章 278

「弟の嫁さん、今日の午後ずっとこの瞬間のことを考えていた。考えれば考えるほど自分を責めてしまう。お前が叩いても罵っても構わない、恨まないから!ただ、少しだけ抱かせてくれないか!さっきお前のお尻があまりにも綺麗で、我慢できなくなってしまった。抱きしめるだけでもいい、少し擦り付けるだけでも...」

安二虎が震える声でそう言うのを聞きながら、背中に伝わる彼の胸の熱さ、吐息から漂う男の匂いを感じて、趙兮は完全に抵抗する力を失っていた。彼女だって彼にこのまま抱かれていたいと思っていた。安二虎から感じる愛と欲望は、王俊博が一度も与えてくれなかった体験だった。

王俊博からは甘さと温もりを感じることが多か...