章 2715

「俺の両親の顔も立つ。もちろん、それが一番の問題じゃない。重要なのは俺の体の問題だ。本当に子供を授かるのが難しいんだ。前に医者にはっきり宣告されていたんだ。怖くて言えなかった、ずっと隠して、君を騙していた。それが一番申し訳ないと思っているところだ。蜜儿、許してくれないか?俺はただ君が愛しすぎたんだ!」安朗は涙ぐみながら言った。

「もういいわ、あなた。心配させてごめんなさい。大丈夫よ、私はあなたから離れたりしないわ。ただ、あなた以外の男性に触れられたくないの。義兄だとしても、結局私の愛する人じゃないもの。考えるだけで気持ち悪いわ。だから部屋に二人きりでいても、彼にズボンを脱がせる決心がつかなか...