章 2709

「あのさ、自分の問題だって知っていながら、どうして義兄に蜜儿の検査をさせたの?」秋梅は不思議そうに尋ねた。

「母さん、正直に言うと、医者からもう治らないって言われたんだ。夫婦生活には影響ないけど、精子が死んでるから、養子をもらうしかないって。ずっと蜜儿には言えなかったんだ。実は、ずっと考えていたことがあって...義兄から種を借りようかって。どう考えても、義兄は安家の血を引いているし、私の実の義兄だから、その子供も結局は私たちの家の子になるじゃないか!でも心配なのは、義兄があまりにも凄すぎることだ。もし一度じゃ物足りなくて、その後も何度も関係を持ったらどうする?義兄の前じゃ自信がないし、蜜儿を...