章 2191

「中佐殿、武器を捨てなさい。さもなければ、一人も逃がさないぞ。我々は外にもう一層の包囲網を敷いている。一日中お前たちを待っていたんだ。無駄な抵抗はよせ。我らの首領が言っていた、抵抗さえしなければ誰も殺さないと。さっきの奴らのように、自分の力量も分からず無謀な真似をするなよ。一、二、三と数えるうちに銃を捨てなければ、全員射殺する!」

アリ中佐は鷹のような鋭い目で自分の副官たちを見つめていた。木彪が三まで数えると聞いて、結局彼は武器を捨てるよう命じた。苦労して訓練してきた部下たちがこんな形で命を落とすのは、あまりにも無駄だと思ったからだ。

自分の油断と、裏切り者ユリスの言葉を軽々しく信じたこと...