章 2177

ジオド将軍はこの女たちを手っ取り早く追い払った。

女たちは誰も立ち去りたくなかったが、ジオド将軍の命令に逆らう勇気もなかった。彼は彼女たちの夫であるだけでなく、塔市の名高い将軍であり、多くの兵を率い、人を殺すことに何の躊躇もない軍人だった。だから皆、大人しく階上へと引き上げていった。

食堂には二人だけが残された。ジオド将軍は真剣な面持ちで安二虎に語りかけた。「二虎よ、先ほどの話は冗談ではない。お前がジャングルの反政府武装組織をすべて統合したとしても、一万人にも満たないだろう。だが、塔市の駐屯軍がどれほどいるか知っているか?五万だ、丸々五万人だ。もし軍部がお前たちの部隊を根絶やしにすると決め...