章 2154

母系氏族の部落では、部落の女性たちは衣服を身につけないという習慣があるため、政府軍も反政府軍も彼女たちの古い風習を尊重しなければならない。さもなければ、彼女たちは通行を拒否し、強引に通ろうとすれば隠れた矢で射殺されてしまう。

だから、政府軍が銃を持っていても彼女たちに軽々しく手を出すことはできない。そうなれば誰が死ぬことになるか分からないのだから!

一刻後、二人の政府軍兵士は無事に真珠部落の勢力範囲を通過し、彼らの突撃銃を手に取った。しばらく休憩を取った。目を黒い布で覆われていたため、急に布を取り払うと光に慣れるのに時間がかかったからだ。

それから二人は突撃銃を背負い、塔市へ向かって歩き...