章 2044

「うん、うん!ナエウィン、そんなことしないで。ちょっと待って、話があるの」アメイは手でナエウィンを押し上げたが、動かすことはできなかった。それでもナエウィンは攻撃を止めた。

「言ってみろ!早く、あのアチという女がすぐに人を呼んでくるぞ。時間稼ぎをしているんじゃないだろうな?」

「違うわ、ナエウィン。ただ聞きたいの、もし本当にあなたについて行くなら、どこへ連れて行くつもりなの?実は、私もここから出たいの。この場所はいずれ政府軍に潰されるわ。それなら今回、一緒に逃げた方がいい。どうあっても、私とあなたのお兄さんの子どもはあなたが面倒を見てくれるなら安心だわ。結局、私たちは家族なのよ」

「本当...