章 1747

「手を貸してくれるよう努力してくれるさ。林麗も外で助けてくれている。だが黄翔に期待するのはやめた方がいい。今回、軍に囲まれたのも奴の仕業だからな」

「えっ?そんなことあり得るの?彼は領事でしょう!私たちを守る義務があるはずよ?どうしてあなたを陥れるの?」

「おそらく林麗が理由だろうな。あいつは林麗に惚れていて、彼女を独り占めしたいんだ。でも林麗は俺に気があって、俺と一緒になりたがっている。黄翔はそれを見逃すわけがない。だから今回の機会を利用して俺を始末しようとしているんだ。もっともらしいことを言って、『お前のためだ』とか、外交部門と調整して本国へ引き渡して処理したいとか言ってるが、そんなこ...