章 1716

安二虎が思う存分楽しんでいるその時、刑務所の警報が鳴り響いた。おかまは音を聞くやいなや、すぐに安二虎から離れ、立ち上がって自分の服を整えた。そして安二虎の頬に手を伸ばして撫で、なんと気持ち悪いことに安二虎の唇にキスをした。くそっ!安二虎は震え上がり、自分が侮辱されたと感じた。

少し腹が立った。安二虎は思った。お前がヤリたいならヤればいいが、なぜ俺の唇にキスなんかするんだ。安二虎の唇は好きな女にしかキスしない。そんなに偉そうなら、お前の側にいる二人の美女に俺にキスさせてみろよ!しかし仕方ない、キスされてしまったものは仕方ない。むかつく!

おかまは去る前にもう一度安二虎の英雄の剣に目をやり、名...