章 1632

蒋英はそれを聞くと、すぐに制止した。「絶対にダメよ、二虎。黄領事が言ったこと聞いてなかった?私たちが行けば、彼らに人質が二人増えるだけ。もっと不利な状況になるわ。こんな対処法は危険すぎる、愚かすぎるわ!」

「若いの、君は考えが単純すぎるよ。こういった反政府武装組織の連中に誠意なんてものはない。殺されないだけでもマシというものだ。君の方法は通用しない。こうしよう!もう遅いし、君たちも休んだ方がいい。我々も戻って寝るとしよう。何かあれば、午前中にまた話し合おう。蒋さん、ご安心を。強大な祖国が後ろ盾にいる以上、李健さんに何も起こりませんよ」

黄領事と林麗をホテルから見送った後、安二虎と蒋英は部屋...