章 146

「兄貴、俺、眠れないんだよ!くそっ、体がむずむずして仕方ねえ!」猿がみだらな笑みを浮かべて言った。

「どうした?てめえまた女を抱きたくなったのか?」安徳財が冗談めかして言った。

「誰がそんなこと思わねえってんだ?兄貴だって女が欲しくねえなんて嘘だろ?実はさっき、魁兄貴の窓の下に隠れて聞いてたんだよ。もう我慢できねえくらいだった。魁兄貴はマジですげえよ。嫂さんをめちゃくちゃにして...ハハハ...嫂さんがめっちゃ声出すんだぜ!家の柱が崩れそうなくらい喘いでたよ...」

「ハハ...猿、お前のアニキにバレたらどうすんだよ。二人の寝室を盗み聞きしたってんで、そのちっぽけなモノを切り落とされるぞ...