章 1417

この年寄りったら、まったくもう締まりがない男だな。女がいないと生きていけないタイプだ。

「え?いくつなんだ?」安大軍は笑いながら尋ねた。

「もう七十近いんじゃないか!うちの秀児があの男について十年近くになるよ。たしか七年ちょっとだな。子どもも産んで育ててる。あの年寄りは人間としては悪くない方だし、秀児にも実際よくしてる。だが今回のことは秀児の顔を潰すためじゃなくて、俺に対する当てつけだと思うんだ」

「約束したことが果たせなかったんだから、向こうが不満に思うのも当然だろう。安家寨の件が片付いたら、すぐに戻って行くんだな。投資の話は何よりも重要なんだ、そこをわかっているか?」安大軍は念を押した。

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