章 112

今まで経験したことのない強烈な刺激が一瞬で張媛の体中に広がり、彼女は急いで安二虎の逞しく若い体を抱きしめ、彼の肩に噛みつきながら、その強力な攻めを受け入れた。

五分もしないうちに、張媛はどれほどの時が経ったか分からないほど久しぶりの絶頂を迎え始めた。それも波のように次から次へと押し寄せてくる。彼女の上にいるこの男があまりにも強大で、抵抗する力など微塵もなく、ただ彼の突きを受け入れるしかなかった。そして彼の一突きごとに魂が揺さぶられ、抜け出せないほどの快感に溺れ、抗うことすらできず、ただ彼と共に天にも昇るような高みへと導かれるだけだった。

戦いが最も激しくなった時、突然ノックの音がして、張媛...