章 358

王家は今、彼に地図を渡したが、実際には渡さなくても、彼は解読できただろう。

それは単なる時間の問題に過ぎない。

そこで問題が生じる。

地図は今、彼の手の中にあり、それはすぐに知れ渡るだろう。

王家は短時間のうちに姿を消すことを選ぶだろうが、この地図も彼に少なからぬ厄介事をもたらすことになる。

そのため、王家がさらなる脅威に晒されないようにするために。

方青がすべきことは、すぐに人々を連れて地図を持って王家を離れ、ある方向に向かうことだ。

目的地は、龍穴口のあたりだ。

以前一度行ったことがあるが、今や王家が「地図を渡したから、宝物も渡した」と言っているが?

それは正しくない。

地図は彼の手の中に...