章 357

「そうだ、方青がやるべきことに、譲歩なんて必要あるのか?」

それに、自身が危うくなるかどうかなんて、誰にわかるものか?今の方青は以前とは違う。

確かに周りの女性たちは、自己防衛能力がそれほど高くないかもしれない。

だが、本当にそうなのか?

方青は顎に手をやりながら男を見つめていたが、次の瞬間、その男の前から姿を消した。

再び現れた時には、既にその男の背後に立ち、手にした短剣をその首筋に当てていた。

方青の目には殺気が宿り、殺意を帯びていた。「私が誰かを殺したいと思ったら、誰の意見も聞く必要はない」

「お前の主人に伝えろ。私もあの地図を解読できるとな。王家には、もう手を出すなと」

「次にまた来る...