章 202

「農作物の道具はたくさんあるし、食器類も少なくない。」

「これらはすべて骨董品だな。」

亜東は道中ずっと、これらの品々を直接収納していった。刀静と阿影の側にいる者たちも、それらをすべてきちんと片付けた。

こうして集めれば、外に持ち出せば非常に高い価値を持つだろう。

方青と刀語は動じることなく、石霊と冷月の二人も手を休めなかった。

しばらくして、彼らは別の宮殿へと向かった。

次々と宮殿を巡る。皇宮は確かに広大だった。

だが訪れる先々はどこも似たようなものだった。

特別なものは何もなく、阿影たちの一行に冷月と石霊を加えた一同が集めた食事用の道具はすでにかなりの量になっていた。

しかし、より高い価値...