章 198

「しかし、南宫家の者が何人か犠牲になってしまった」

五長老はこの時、方青に視線を向け、口を開いた。「あの女に聞いてみろ。この森のことをどれだけ知っているのか。中にはいったい何種類の正体不明の生物がいるんだ!」

このまま進めば、彼の部下がその都度犠牲になるとなれば。

そうなると、龍穴の入口に到着する頃には、わずか数人しか残らないだろう。

五長老は自分の周りの戦力を失いたくなかった。

方青はその言葉を聞いて、特に何も言わず、小麦に向かって尋ねた。「小麦、森の中の生物についてよく知っているのか?」

小麦は首を横に振った。「私が詳しいというより、私たちの先祖が残した記録があるの。その記録の中に...