章 189

方青はこの時、先頭を歩いていた。この山を登るには、見た感じでは午後のうちに山頂に到達できそうだった。

予想外のことがなければ、確かに山頂まで行けるだろう。

しかし、山頂で一夜を過ごすとなると、それはかなり難しい話だ。

今のところ山頂の状況がどうなっているのか分からないからだ。何か問題が起きれば、彼らは本当に山頂で立ち往生することになる。

方青は皆に速度を上げるよう促した。できれば日が暮れる前にこの山を越えたかった。

十分な速さで進めば、それも可能だろう。

方青一人なら何の問題もない。

だが今は、彼らはまだ比較的余裕があるものの、後ろを歩く南宮家の人々はそうではなかった。

彼らは重火器を背負って...