章 774

「これはいいチャンスだ」

馮秀芝がキッチンで料理を作っている間、老徐はそっと書類袋をリビングに置いた後、キッチンへ歩み寄り、不意に馮秀芝の腰に後ろから手を回した。彼の下半身の逞しいものが、馮秀芝の下の小さな溝に当たる。

「なんて締まりだ」

老徐は馮秀芝の丸みを帯びた尻が軽く内側に引き締まるのをはっきりと感じ取った。

馮秀芝は料理をしながらも老徐のことを思っていた。あのバカな老徐め、自分の欲望を煽っておきながら、こんなに長い間会いに来なかったなんて。

馮秀芝はすでに決めていた。今夜こそ老徐とどこかで一度しっかりと関係を持たなければ、このまま欲求不満で気が狂いそうだった。

周建国のもの...