章 607

二匹の大きな魚の傍らには、小さな魚たちが数多く泳いでいた。

「成長の具合は上々のようだな!」老徐は金銭亀から視線を再び刘欣冉へと移した。彼女の胸の大きな双丘は黒いレースのブラに包まれ、今にも飛び出しそうだった。

その二つの雪峰の間にある深い谷間に、老徐は思わず視線を向けてしまう。

「ええ、ここの水質条件はとても良いんですけど、残念なことに、今回産卵して生き残った稚魚はたった二百匹ほどなんです」刘欣冉は少し溜息交じりに言った。

その数字を聞いた老徐は、むしろ非常に興奮した。「二百匹もいれば上出来だろう。一匹十万元で売れるとしても、二千万になるじゃないか!」

「あなたが考えるほど単純じゃないわ。こ...