章 352

「こんなイケメンを愛人にできるなんて、悪くないわね!」と劉暁雪は思った。

だがすぐに我に返った。ダメだ、自分と徐さんが関係を持ったとしても、あの小悪魔に自分の夫を奪われるわけにはいかない!

「どう?かっこいいだろ?」徐さんは劉暁雪が自分を見る目がきらきら輝いているのを見て、このスタイリッシュな服装で、わざと劉暁雪の前でくるりと一回転してみせた。

「かっこいいわ!」劉暁雪は自分の思いを隠そうとはしなかった。

二人で食事を済ませた後、劉暁雪は徐さんを別荘まで送り、BMWの鍵を彼に渡し、いくつか注意事項を伝えてから、ビルへ仕事に向かった。

午後には重要な会議があり、劉暁雪はどうしても出席しなければ...