章 122

「張伯はこんな誘惑に耐えられるわけがない。あの嬢に少し動かされただけで、思わず声が漏れてしまう始末だ。相手の女の感じ方なんて気にする余裕があるはずもない」

こんな妖しい雰囲気漂う個室で、ソファの両端では王啓強と張伯が一刻も休まず楽しんでいる。その様子が、真ん中に座る老徐の心をくすぐっていた。

王啓強がこういうのを好むのは知っていた。本来なら自分は女の子に付き合ってもらうつもりはなかったが、すでにひとり来ている。

彼は王啓強から視線を外し、隣の女へと目を移した。

隣の女の子はもう待ちきれない様子だった。しかも、老徐があまりにも格好良く見えるのか、自分の姉妹たちがあんな醜い老人と戯れている...