章 1015

「あぁ」

徐さんの吐く熱い息が劉欣冉の首筋に当たり、彼女はこれまで感じたことのない心地よさを覚えた。

劉欣冉が反応する間もなく、徐さんは彼女の小さな唇を口で捉えていた。

「んっ!」

徐さんにそのように唇を奪われた瞬間、劉欣冉の全身が凍りついたようになった。

体を見られ、触れられたとしても、自分のファーストキスはまだ残っていたはずなのに。

以前テレビで男女がキスするのを見ても何とも思わなかったが、今、実際に男性とキスしている自分に、徐さんは魂の奥底まで震えるような酔いしれる感覚を覚えた。

劉欣冉が何か言おうとしても、徐さんの大きな舌がすぐさま彼女の小さな口を開かせ、中に侵入して彼女の舌を...