章 932

李有金にとって、このような奇妙な関係は刃の上で踊るようなものだったが、皮肉にもそんな関係が彼の歪んだ興奮をさらに深めていた。

上司と一度交わってみるというのはどうだろう?

李有金の頭にふと、そんな狂気じみた考えが浮かんだ。手に力が入り、王珊の柔らかさを掴んでゆっくりと揉みしだいた。

「最初は慣れなかったけど、何度も着てるうちに慣れちゃって。今じゃ着ないと落ち着かないくらい。男の人って、女がセクシーな下着つけてるの好きだって言うじゃない。ねぇ、李さん、まだファスナー直してないの?」

王珊の呼吸が乱れ、目を細めて背後にある粗い大きな手の動きを楽しんでいた。最初はこっそりとした触れ合いだったの...