章 743

「あのさ、私はもう時間を無駄にしないように準備して、近くのラブホを探すつもりだったんだ。月嫂のあの優柔不断な性格だと、途中で気が変わって同意しなくなるかもしれないから、あまり強く勧めるのも怖かったんだよ。とにかく、今からそっちに行くつもりだ。李さん、私の幸せはお前に懸かってるよ。この件が済んだら、絶対に恩は忘れないからな」

「ああ、分かった。じゃあ行ってこいよ。俺は10分くらいで着くと思うから、何かあったら対応するよ。固定電話に連絡が来ても、すぐに取れるようにしておく。今から行くから、お前は焦らずにな」

李有金はしばらく考えてから承諾した。

黄さんは本当に焦っていたようで、「分かった」と...