章 517

「さて、ホフェイから見れば、幸せは分かち合うべきもの、これでみんなが楽しめるというわけだ」

実際のところホフェイの心の中では理解できていた。結局リー・ヨウジンを一種の発散と満足の対象として見ているだけで、何の感情的な繋がりもなく、ましてやこれで嫉妬するようなこともない。まるで面白いおもちゃのようなもので、親友が遊んだ後は、自分にも分けてもらって遊ぶべきだという感覚だった。どうせ肉が削れるわけでもなく、壊れてしまうわけでもないのだから。

ホフェイは何とも思っていなかったが、ホフェイからのメッセージを見た金ヤオは完全に動揺していた。

昨日はマンションの門番に恥をかかされ、最後の一片の尊厳まで...