章 510

「はぁ、実は役割演技や言葉での刺激だけなら、ある程度効果はあるんだけど、この心は欲しいのに体が応えない感じがもう狂いそうなんだ。できるはずなのに、どうしてもダメなんだよ」

「君の言う言葉での刺激や役割演技は確かに効果があるけど、最高の状態には達しないんだ。このままじゃ、慣れてしまって刺激が薄れていくのが怖い。今のうちに新鮮さが残ってるうちに、一度本物を体験してみたいんだ。そうすれば、直接求めている状態になれるかもしれない。この感覚がすごく強いんだ」

「ねえ、さっき君が言ってたこと、本当に刺激的だったよ。頭皮がゾクゾクして、全身の毛穴が一気に開くような、言葉では表せない感覚だった」

「今週...