章 506

ホーフェイは今日はとても幸運な日だと感じていた。すべてのことが彼女の想像以上に順調に進んでいるようだった。

ホーフェイが色々と考えを巡らせていると、夫がスマホの画面を食い入るように見つめている様子が目に入った。画面には自分がマンションの警備員に何度も触れられている姿が映っていた。ホーフェイは画面の中の自己が腰をくねらせ、その警備員の動きに合わせるように応じている様子まで見てしまった。

「あなた、もう見ないで。恥ずかしいわ。シャワー浴びてくるわ」

ホーフェイは夫と一緒に自分が他の男性と親密になっている映像を見るのが妙な気分で、そう言うと孫言の手を離し、シャワーを浴びて少し落ち着こうとした。...