章 335

翌日、早くに起きた。今日は日曜日で、義弟夫婦は二人とも休みだが、李有金は月に二日しか休めず、しかも事前に経理に連絡を入れなければならないため、やはり洗面を済ませてさっさと出勤することにした。

朝食を済ませて警備室に着くと、時間はぴったりだった。いつものように管理会社から支給された安物のお茶を飲みながらタバコを吸い、李有金はまた老黄とくだらない話に花を咲かせた。

「最近は、男女関係が本当に乱れてるよな。息子から聞いたんだが、昨日うちのマンションで、ある男が人妻を誘惑して、旦那さんに現場を押さえられたらしいぜ。その喧嘩の様子ときたら、映画のワンシーンみたいだったって。俺は息子に言ったよ、嫁さん...