章 1009

李有金はとっくに寝ていて、ぐっすり眠っているところだった。今何時かもわからないほど夢の中にいたとき、ベッドサイドの携帯電話が鳴り、李有金はうんざりした。

王強からの電話だと確認すると、李有金は急いで電話に出た。すると向こう側から王強の声が、ただならぬ興奮を含んで聞こえてきた。

「兄貴、家にいるか?後で下りてこいよ。俺、今クラブの前で拾ったんだ。今日は一緒に楽しもうぜ、二人でヤろう。今車で向かってるところで、あと数分でマンションに着くから。地下駐車場に停めるけど、エンジンはかけっぱなしにしておく。下りてきたら俺の車がすぐわかるはずだ」

李有金は酒を飲んだせいで体がむずむずして落ち着かず、今...