章 1003

部屋のドアが数秒間鳴り、廊下の向こうから予想通り周浩の背の高い痩せた姿が現れた。

この若い少年は、先ほど家に帰ってきた時と同じズボンと半袖を着たまま出てきて、慌てふためいている母親と、その隣に座っている李有金をちらりと見た後、李有金の股間の異様な膨らみから視線をそらした。

周浩は心の中で、さっききっと母親とこの年配の男が二人きりで親密なことをしていたんだろうと思った。

周浩はもう少し遅くなってからこっそりドアを開けて入り、チャンスを見つけて覗き見しようと考えていた。さらには、二人が後片付けをしたり、何か飲み物を取りに出てきたりする時を狙って、急いで親の寝室に忍び込んで隠れるつもりだった。

そう...