章 27

「この一件を終えたら、すぐに海外に出よう!」

私は歯を食いしばり、目には冷たい光が宿っていた。

くそっ、蒋明のあのろくでなしは私だけでなく、張さんにまで目をつけやがった!

携帯の電源を切った後、私は一晩中眠れなかった。

蒋明の言葉に腹が立つと同時に、通報するべきかどうか迷いもあった。

もし通報したとして、私が盗撮したこの動画が証拠として認められるだろうか?

しかも蒋明はまだ実際に犯罪行為を実行していない。もし刑が確定しなければ、私の人生は台無しになり、二度と立ち直れないだろう。

結局、あれこれ考えた末、私は心の中の思いを押し殺し、知らないふりをすることに決めた!

どうせあの義母だって良い人間じ...