章 155

蒋明は歯を食いしばり、表情が揺らぎ始めていた。

私が期待に満ちた表情で浩浩のいる住所を聞けると思っていた矢先、蒋明は何かを思い出したのか、突然表情を変え、断固とした口調で言った。「ダメだ、浩浩をお前に渡すわけにはいかない」

私の顔色がサッと暗くなった!

こんな状況になっても、彼はまだ浩浩の居場所を明かそうとせず、この金のなる木を手放すつもりはないようだ。

私は歯ぎしりしながら言った。「蒋明、よく考えろ。これが最後のチャンスだ。浩浩はいずれ見つけられる。だが、お前が七年後に出所したとき、何が残ってると思う?!」

「もう言うな。同意するつもりはない」

彼が何を考えたのか分からないが、態度が...