章 965

「小美は底なしの女だな。自分が楽しければそれでいい」

「だから、俺の結論は、嫁を選ぶなら兄貴の嫁さんみたいな女だ。彼女は色っぽくてもいい。でも、その色気は旦那にだけ向けられるべきだ。その妖艶さは一人の男だけに咲き誇る」

「愛人なら、小美のような女が最高だろう。お互いの体の欲求を満たし合えばいい」

「残念ながら、小美は翌日には町に帰ってしまった」

「俺は都会の生活にますます憧れるようになった」

小美が去り、俺の関心は再び馬富貴へと向かった。

しかし、数日が過ぎても馬富貴からは何の動きもなかった。

この日、俺は日が高く昇るまで寝て、家を出た。兄嫁の姿は見えず、母が外から中庭に入ってくるところだ...