章 940

義姉の顔が血が滴るほど真っ赤になった。「お母さん、そんなこと、できません!」

「何がいけないのかい?」母は目を見開いた。「金水はまだ若いし、女の味も知らない。目も見えなくなって、何もできないんだ。あんたが承知したんだから、何を恥ずかしがってるんだい?」

「母さん、部屋に立ち尽くさないでよ!」私も居たたまれない気持ちになった。

「余計なこと言うな。さっさと服を脱いで布団に入りなさい!」母は目を見開いて言った。「一度目は慣れないが、二度目は慣れるもんだ。今夜を過ぎれば、後はお前たちだけでやれば良い。もう見張りはしないから」

義姉の顔が赤から白に変わるのが見えた。死にたい気持ちだろうと思った...