章 937

「兄嫁さん、テレビ見てるんだね!」

「ええ、金水、髪がもう少しで乾くから、ちょっと待ってて」兄嫁は近づいてきて、ドアの鍵をかけると、私をベッドの端に座らせた。

「兄嫁さん、よかったら、マッサージしようか?横になってくれればいいだけだから」私は焦りを隠せずに言った。

兄が僕と兄嫁がそういう関係になることを承諾したからには、罪悪感も感じなくなった。母の言うとおり、こうすれば兄嫁との距離も縮まるはずだ。

「金水、先に教えて。さっきお母さんが部屋で何を話したの?」兄嫁の目が警戒心に満ちていた。

「なんにも話してないよ。ただ、兄嫁さんが僕に優しくしてくれるから、僕も兄嫁さんに優しくしなさいって...