章 869

時間が良い頃合いだったので、私たちは一緒に食堂へ食事に行った。私はおごろうと思ったが、陸さんはどうしてもそれを許してくれなかった。

「弟よ、いつもお前に金を使わせて、俺も結構気が引けるんだよ」と陸さんが口を開いた。

私は微笑んで言った。「何言ってるんですか、兄貴。そんなにお金かかるわけじゃないし、僕たちが楽しければそれでいいじゃないですか!」

私の言葉を聞いて、陸さんは少し感動したようだった。

食堂で食事を終えると、急いで戻った。

私は銭湯に戻ると、いつものように釜を見て、できるだけ湯を熱くしようと努めた。

そのとき、銭湯のお湯が出来上がったからか、陸さんが外出する人はもうほとんど...