章 852

「うん、行っておいで!」と私は頷いた。

二人の学生は振り向いて浴場の中へと歩いていった。この二人の女の子は特別美人というわけではなく、とても質素な服装をしていた。おそらく家庭環境はごく普通で、他の女子学生のように濃い化粧をしているわけでもなかった。

それが私にはとても好感を持てた。

さっきの場面を思い出し、思わずため息をついた。張先生はやはり去ってしまったのだ。当分の間、彼女を見つけることはできないだろう。

本当に実力をつけたときになって初めて、彼女を探しに行くことができるのだ。

そう考えると、大きく息を吐き出し、余計なことは考えないようにして、煙草を吸いながら病院のことを計画し始めた。

病院...