章 803

ポケットから携帯を取り出して見た。明日の午前中にスマートフォンを買いに行こうと思う。

しばらく携帯をいじっているうちに、眠りについてしまった。

翌日の九時まで寝続け、起きてから少し身支度を整えて学校の門を出た。門のところですぐに老陸が目に入った。

おそらく昨日飲みすぎたせいか、老陸はパンダのような目の下のクマを作り、うとうとしながら門番をしていた。

老陸の姿を見て思わず笑ってしまうと、老陸も「はっはっは、年を取ると、ちょっと酒を飲むだけでもダメになるねぇ」と笑った。

「兄貴、何言ってるんですか。ただ昨日の調子が悪かっただけでしょう」と私は笑いながら言った。

老陸は照れ笑いをして、どこへ行くのか...