章 771

「うんうん、老陸、君の言うとおりだ。今どき天から餅が降ってくるような話はないからな。彼が病院を開くのを手伝ってくれるだけでも十分ありがたいことだ。少なくとも君が立ち上がるきっかけになる。これもひとつのチャンスだよ」老陸はうなずきながら言った。

「そうだな、老陸、やっぱり君は分かってくれるな。ところで、これからどうするつもりだ?」私は老陸を見つめて尋ねた。

老陸はすぐには答えず、あるいはこれからもここに残るとも言わず、こう切り出した。「それがな、まだはっきり決めてないんだ。もう歳だしな、門番の仕事もずっと続けられるわけじゃない。できるだけ長く働いて、辞める頃には孫の顔でも見に帰るつもりだよ」...