章 688

私は道具を脇に置いた。ちょうどストーブが燃えている最中で、しばらく人手は要らないだろう。そこで小芳と一緒に歩いて行った。

医務室に着くとすぐ、白医師が別の看護師と話しているのが見えた。私を見かけると、彼女の顔にはすぐに笑みが浮かんだ。

「張さん、来てくださったんですね!」

私はうなずき、少し目を見開いて彼女に笑いかけた。「白先生、私の医師免許証が下りたんですか?」

「はい。小芳、私の机の上から取ってきてくれる?」白医師は小芳の方を向いて言った。

小芳は返事をして部屋に入った。そのとき、白い紙が取り出された。受け取って見ると、そこには確かに私の名前があり、三つの医師免許証が私の目に飛び込...