章 541

「翠玉はそっと陸さんの耳元で囁きながら、滑らかな身体を彼の腕の中でくねらせた。一瞬にして二人の間の空気が妙に色めいていく。

陸さんの下半身のテントは、気づかぬうちにさらに大きく膨らんでいた。

「彼女を見つけた時、彼女は金持ちの二世の家にいたの。華美グループの御曹司で、しかも外国人よ。二人はとても親密そうな様子だった」アイリスと劉雪が一緒にいる時の、あの親密な仕草を思い出すと、陸さんの胸は痛みに締め付けられた。

「何だって?外国人?劉雪はいつから外国人と知り合いになったんだ?」翠玉は驚きを隠せなかった。まさか劉雪があんなにお金持ちの御曹司を引っ掛けるなんて思いもよらなかった。

華美グループといえ...