章 476

「ようやく老陆は顔を上げて相手を見た。

目の前には超ミニスカートを履いた美女が立っていた。二つに結んだツインテールが清楚可愛らしい印象を与えるが、その体つきは極めて官能的だった。まさに天使の顔に悪魔のボディといったところだろう。

確かに極上の美女だ。普段なら老陆も二言三言言葉を交わしてみたかもしれない。

だが今この瞬間、老陆には本当に少しもその気分がなかった。

美女は思わず苛立ちを覚えた。普段ならバーで彼女に声をかけたい男なんて山ほどいるのに、今回は自分から積極的にアプローチしているというのに、相手はそっけないなんて!

老陆がそれだけ冷淡な態度を取るほど、美女は彼を征服したいという気持ちが強く...